世界の車窓から

ry-lax2006-02-12

バンコクのホアランポーン駅から、
南へ下る寝台車に乗った。
目的地はスラーターニー。
そこからバスでプーケットへ向かう。
プーケットへは、同じ経営学部のみんなが来るからそこで合流するのだ。


電車は15時50分に出発し、夜中の03時30分に着く。


夕日が沈むのを見た。きれい過ぎて写真には収められなかった。
田舎だからか、バンコクと違って静かだ。
世界の車窓からのBGMが脳内で鳴っている。


こんなに長い時間電車に乗っていると色々考え事をせずにはいられない。
リチャードバックのイリュージョンを読んだ。
この世のすべては、自分の作り出したイリュージョン。
自分のやりたいようにやればいいのさ。
自分勝手といえばそれまでの小説だが旅先で読むとまた違った感覚がする。




寝台車の中で目を覚ます。日本の友達の夢を見た。
うちに遊びに来た。
「結婚したい」といっていた。
でも恥ずかしがって、後でやわらかく言い直した。
「まぁ2ミリくらい思ってただけなんだけどね。ははは」
夢の中では霧のような雨が降っていた。
目が覚めると雨の匂いがしている。深夜3時7分。


スラーターニー駅近くの喫茶店でコーヒーを飲みながらまったり。虫が多い。
コンセントをやっとこさ借りた。タイルが黄色のありえない色あわせ。
トイレただで借りれた。相変わらず紙はない。列車の中にはあったのに!
朝6時47分から仮面ライダー555タイ語バージョンがやってた。
子供が熱中してみている。
朝起きたそこのお店のおばあちゃんが仏様に祈っている。
日常に溶け込む仏教は自然で、自分にないもので、なぜか少しうらやましい。